投資初心者がやってしまいがちなミス3選

株式投資

みなさんこんにちは、小エビです。

本記事では自分の体験談を交え、投資初心者がやってしまいがちなミスについてわかりやすくまとめていきたいと思います。

本記事の対象者
・投資を始めたけどなかなか利益が出ていない人
・これから投資を始めたい人
・投資の情報集めで迷っている人

それでは、さっそく初心者がやってしまいがちなミスについてまとめていきます。

初心者がやってしまいがちなミス3選

他人の意見を参考にしすぎてしまう

投資を始めた時、皆さんはどこから情報を取りますか?

財務・会計などの知識がある人なら企業のIR情報から取りに行く人もいるかもしれませんが、基本的にはネットで検索して出てきたブログや、本、SNSなどで情報を集める人が多いのではないでしょうか?

もちろん、最初から良い情報源に巡り会えれば良いのですが、初心者は投資に夢を見がちですので、ネットで大金を稼いでると語っている胡散臭い人や、FX自動売買のような楽に稼げそうな怪しい情報に飛びついてしまうことがあります。

当たり前ですが、本当にめちゃくちゃ稼いでる人は、他人に簡単に手法を公開したりせません!もし万能の方法があったとしても、それがコモディティ化してしまったら通用しなくなりますからね。しかも、大金を持っていれば別に情報発信で小金を稼ぐ必要なんてないですからね。

また、証券アナリストのような資格を持っている人の発言や、有名なヘッジファンド、証券会社の記などをそのまま鵜呑みにするのは良くないです。

それでは、どのような情報源を参考にするのがいいのでしょうか?

まずは、企業が出しているIR情報を見ましょう。IRニュースに加え、財務三表と呼ばれる貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を読めるようになるのが理想ですが、↓以下の記事で書いているような単語だけでもぜひ覚えていきましょう!

日経新聞のような、信頼できるソースからのニュースに目を通すことも重要です。

私は楽天証券とSBI証券に口座を持っていますが、楽天証券の会員は日経テレコンなどが無料で見れる特典がついています。そのほかにも日経ビジネスを読んだり、ブルームバーグなどで海外の情報を手に入れたりするのもいいでしょう。

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日経テレコンはビジネスに必要な情報を網羅した新聞・雑誌記事のデータベースサービスです。記事・企業・人事・海外情報といったコンテンツや検索・通知機能、活用シーン等も詳しくご紹介します。資料請求やご利用申し込みもこちら。

また、掲示板やX(旧ツイッター)などの情報も、玉石混交ですので、参考程度に情報収集するのは有益ですよ。特に掲示板などは銘柄ごとにあるので、その銘柄に関する意見をダイレクトに知れるというのは大きなメリットです。

ここまでのまとめ
・ネットの匿名の情報はあくまで参考程度にしよう
・まずは企業のIR情報を見に行こう
・日経新聞やブルームバーグなどのニュースもチェックしよう

短期売買をしてしまう

これは実際に私がやってしまったミスでもあるのですが、投資初心者は往々にして短期売買を繰り返してしまう傾向にあります。

(↓実際に私が投資を始めてすぐのころに失敗した理由はこちら)

実際に利益が出ると嬉しいものです。それで、ちょっと利益が出た段階ですぐ利確(利益確定)してしまうんですね。

以下は、米国のNYダウ平均の一日の値動きのチャートと長期間のチャートです。

↑一日のチャートと↓長期のチャート

https://jp.investing.com/indices/japan-ni225-chart

ご覧の通り、長期的なチャートでは上下しながらも全体としては右肩上がりですが、短期(一日)で見ると動きは小さいことがわかると思います。

投資の世界では「コツコツドカン」という言葉があります。

これは、利益がちょっと出るたびに売ってしまいコツコツと利益をためても、大きなドカンというマイナスを食らってしまうことで結局トータルで負けてしまうことですが、こういうのは往々にして短期売買にて起こります

基本的に投資は長期戦です。10万から簡単に100万にはなりません。少しずつ増やしつつ、余剰資金を追加していき運用額を増やしていくことが大事ですよ。

ここまでのまとめ
・長期目線では株価は右肩上がりでも、短期で見ると大きくは変わらない
・投資は長期戦、焦らずゆっくり増やしていくことを心がけよう

銘柄・時期の分散をできていない

投資を始めたてのころは、やはりどうしてもすぐに利益を出してしたいと思ってしまいがちです。

そして、例えば資金が1000万あったら、一気にその大半を入れてしまう人もいます。

世界の経済が常に安定していれば問題ないのですが、残念ながら経済は簡単に一気に変わります。

少し前で言えばリーマンショック、最近の例だとコロナウイルスなど、予測不可能な事態はどうしても発生してしまいます。テロや戦争も今でも世界の各所で起こっています。

https://jp.investing.com/indices/us-30

上の画像の青色の丸で示したところがまさにコロナショックによる株価の大幅下落です。

もし、最初の丸の部分で投資を始めた人が、資金の全額を入れてしまったらどうなってますか?幸い、コロナショック後は株価がV字回復したのでコロナショックをなんとか免れた人も多いかもしれませんが、投資初心者が最初の丸で買い、一番下がったところで狼狽売り(これ以上下がることを恐れて売ってしまうこと)してしまったら悲惨ですよね。

また、これはダウ平均という多くの銘柄を平均した指数という比較的安定したものでの動きですが、これが個別株(企業ごとの株式)となるともっと動きが大きくなります。

以下のチャートは中国の動画サイトを運営するBILIBILIという会社の株価のチャートです。

2021年に高値(120$くらい)をつけてから大幅に下落、現在では最高値の10分の1以下の株価となっています。

https://jp.investing.com/equities/bilibili-inc

2020年は中国株が躍進した年だったので、たいして下調べもせず僕は高値付近で買ってしまったんですよね。結果、この急落です。幸い、新興国株の危険性は熟知していたので資産の一部しか投資していなかったので致命傷は避けれましたが、もしこれがこの銘柄に集中投資していたら本当に最悪でした。

こういった事態を避ける一番簡単な方法が時期・銘柄を分散させることです。

毎月ある程度同額を少しずつ投資することで、季節性の(コロナやリーマンショックのような)大変動のリスクを避けることができますし、複数の会社の株を買うことで一つの株が大きく下がっても致命傷を避けることができます。

ここまでのまとめ
・株価はどうしても急落してしまう時期がある
・大きなダメージを避けるには時期の分散と銘柄の分散が必要

ちなみに、最近話題の積立投資、積立NISAは、毎月一定額をコツコツと投資していくものです。

また、積立NISAで選べる商品は、多数の銘柄に分散された投資信託がほとんどですので、簡単に時期の分散・銘柄の分散ができるので初心者におすすめですよ!

特別編:損切りができない

最後に、初心者がやってしまうミスとしてあげられる損切りができない、という問題も軽く記載したいと思います。

なぜ、これを特別編としてあげたかというと、僕自身はそこまで実践していないという理由があります。

損切りとは、投資で損が出てしまったときに、基準を設けて(例えば株価がここまで下がったら売るのような)これ以上損失が出ないように売却することです。

もちろん、損切りの基準をしっかり作っておかないと、あまりに損失が大きいと塩漬け株といって一生株価が上がらない株を抱えるリスクがあります。

一方で、どんな会社でも業績が少し悪くなる年や、株価が下がってしまう時はあります。

僕は、財務基盤が安定していて今後も需要があると思われる会社の株は、多少下がってもずっと保有するようにしています。株価が下がっても配当金でお金が少し戻ってきたり今後株価が戻ってくる可能性もありますからね。一方で、人気のテーマやIPOしたばかりの銘柄、一過性のブームがある銘柄については、ブームが過去ってしまうと株価が戻らないことが多いので損切りラインをある程度設けるようにしています。

損切りについては、リスク許容度や余剰資金の割合によって基準は変わると思いますので、明確な基準を挙げることは難しいですが、一方で損失を抑えるために必要な技術ですので、皆さんも投資をするときは意識してみてください。

ここまでのまとめ
・損切りは損失を抑えるための技術
・損切りに明確な基準はない、自分でしっかり考えることが大事

ずっぱ
ずっぱ

僕は損するのが嫌なので、あんまり損切りできる気がしないなあ

小エビ
小エビ

そうなんだよね、損切りはどうしても損した状態で売買を確定してしまう行為だから心理的ハードルは高くなってしまうよね。
でも、今後上がりそうにない株を持っているよりも、損をしてしまってもいったん売ってそのお金でもっといい銘柄に投資することが大事だよ!

ずっぱ
ずっぱ

確かにな…
さっきのBILIBILIの例を心に留めておくよ!

やってしまいがちなミス
・他人の意見を信用しすぎてしまう
・短期売買を繰り返してしまう
・一定の時期や銘柄に集中投資してしまう
・損切りができていない
失敗を避けるための対策
・信頼できる情報源から情報を手に入れる
・長期目線での投資をこころがける
・時期・銘柄の分散をする
・自分で損切りのラインを決める

いかがだったでしょうか?それでは次の記事でお会いしましょう!

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