みなさんこんにちは、小エビです。
今回はポートフォリオの構成についてのコラムです。特に難しい話ではないので、気軽に読んでいただければ嬉しいです。
ポートフォリオって?
ポートフォリオってよく聞く言葉かと思いますが、意外と理解してない人も多いのではないでしょうか。
経済学を学んでる人だとPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)とかで最初にポートフォリオという言葉に触れたりするでしょうか。就活の時に、クリエイターの人はポートフォリオの提出を求められたりするかもしれません。
なじみのない人にとっては、なんぞや?と思われるかもしれませんが、投資におけるポートフォリオは金融資産の組み合わせのことを表します。
俺のポートフォリオの中身は、アップル10株Amazon10株、そしてソフトバンク100株だ!みたいな感じです。
・投資におけるポートフォリオとは金融資産の組み合わせのこと
ポートフォリオの構築について
さて、じゃあ皆さんどうポートフォリオを構築するかって話です。
僕は、かなりポートフォリオの内訳が分散されてる方です。色んな会社の株やら債券やらFXやら、色んな金融資産に分散して投資してるわけです。
一般に、ポートフォリオの中身を分散させた方がリスクが低いです。
例えば、以下の二人がいたとしましょう。
- A社の株だけを持っているXさん
- A,B,C社の株と現金と債券を持っているYさん
A社の株が大暴騰したら、Xさんは大儲けですが、大暴落したらXさんはひとたまりもありません。YさんはA社の株が上下しても、現金や債券などほかの資産がありますから、安心して生活することができます。
Xさんのようにポートフォリオを絞ってしまうと、上がっている時はいいですが、やはりマイナスに傾いた時のストレスや、売れる株がなくなり資金繰りに苦労したりすることになります。
今この株買いたいのに、含み損が大きすぎて売れる株がない…なんてことになりかねません。
一方で、たとえば100種類の株を同額買ったとして、ひとつの株の株価が2倍になったところで、資産は1%しか増えません。せっかく2倍になる株を持っていたのになんだかもったいない気がしますね。全額入れていれば資産は2倍になってたのに…なんて思ってしまう気持ちもわからなくはないです。このように、分散のしすぎもあまりいいことではないのです。
まとめ
・ポートフォリオを分散させればさせるほどローリスクローリターンになっていき、絞れば絞るほどハイリスクハイリターンになっていきます
小エビ流ポートフォリオの組み方
集中投資は危険だけど、分散のしすぎはあまり良くないとなるとどうすればいいんだ…となってしまいますよね。
そんな僕がおすすめするのが、8:2くらいの割合で安定資産とリスク資産に投資することです。
8割は債券やバリュー株、暴落の心配が低い大企業などの銘柄で構成します。そして残りの2割でちょっと攻めた投資をします。
8割の例としては、債券15:米国株40:日本株25くらいで私は組んでいます。債権は新興国債券や米企業の債券などを保有しています。
2割の例としては、話題のAI関連の小型成長株とか、新興国株とか。あとはFXとか。
これらは中短期で1.5倍とか2倍とかになるポテンシャルを秘めています。だから、成功すれば1.5倍だとしても資産のリターンは安定資産も含めれば13〜4%くらいを目指せます。(8割が5%伸びて、2割が150%とすると、0.8×1.05+0.2×1.5=1.14、みたいな感じですね)
一方株価が半分になったとしても残りの資産で多少リカバリーできるのでマイナス6〜8%くらいで耐えれます。
ポートフォリオの構築はみなさんのリスク許容度やリターンの目標、そもそもの資産にも依存しますが、もし特に決まったルールを持っていない人はこの8:2の比率を意識してみてはいかがでしょうか。
東京大学経済学部を卒業してサラリーマンをしています。投資歴は7年目くらい。
株式投資、FX、債券など資産運用について初心者でもわかりやすい情報を発信していきます。
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